TencolourCircle 不登校になると、親として「何とか学校に戻ってほしい」と強く願う気持ちが自然に湧いてきます。
勉強の遅れを取り戻そうと塾や参考書を用意したり、受験の情報を集めたり…。
一見、子どものために動いているように見えますが、実は親の不安や焦りから生まれた行動であることも少なくありません。
ここで大切なのは、立ち止まって自分に問いかけることです。
「これは本当に、子どものためになっているだろうか？」と。
不登校の子どもを持つ親の不安とは
親が抱える不安は、子どもにとって知らず知らずのうちにプレッシャーになってしまうことがあります。
・学校に戻ってほしい焦り
・勉強の遅れを心配する気持ち
・周囲と比べてしまう不安
こうした気持ちが積み重なると、つい先回りして「こうしたほうがいい」と行動してしまいがちです。
しかし、それは子どもからすると過干渉や過保護に感じられ、距離を置きたくなる原因になりかねません。
後出しの法則とは？
ここでおすすめしたいのが、「後出し」の子育てです。
後出しとは、親が先回りして手を出すのではなく、子どもが必要だと感じたり、求めてきたタイミングで教材や資料、情報を渡すことです。
例えば、勉強の遅れを心配して勝手に塾を申し込むのではなく、子どもが「勉強したい」と言ったときに情報を渡す。
こうすることで、子どもは自分で受け取ったことに納得感が生まれ、自然に会話や信頼関係も増えていきます。
ユーチューブでも同じ内容を動画で解説しています！
文章だとわかりにくいところも、動画で見るとスッと理解できるかも。
気軽にチェックしてみてくださいね！
後出し子育ての効果
後出しの考え方には、次のような効果があります。
日常の子育て全般にも応用可能
不登校だけでなく、習い事や日常生活のサポートでも応用でき、子どもが自分で考える力を育てることができます。
親のストレスが軽減される
先回りしてあれこれ手を出す必要がなくなるため、焦りや不安が減ります。
子どもの自主性や考える力が育つ
自分のタイミングで必要なものを選び、行動する経験が増えることで、自立心が養われます。
不登校の親が知っておきたい見守りのポイント
・焦らず、子どものタイミングを尊重する
・求められたときだけ手を差し伸べる
この習慣を意識するだけで、親子関係の摩擦が減り、子どもが安心して自分のペースで成長できる環境が整います。
💡 まとめ
不登校の子どもを持つ親がやりがちな「先回り」の行動は、本人のためにならないこともあります。
後出しの法則を取り入れ、子どものタイミングを尊重することで、親子双方のストレスを減らし、見守る力を育てることができます。
お問い合わせ
ひとりで悩まず、お気軽にご連絡ください。
不登校のお子さんをお持ちの方であれば、どんな小さな悩みでも構いません。
お問い合わせフォーム