夏休みの大型連休後に不登校が増えるのはなぜ?
不登校は大型連休明けに集中しやすい傾向があります。
大型連休明けに不登校になる場合、学校でのストレスや疲労が蓄積していることが考えられます。
近年、不登校の子どもの数は増加傾向にあり、特に夏休みなどの大型連休明けには、不登校の相談件数が増える傾向があります。
では、なぜ長い休みの後に「学校へ行けない」と感じる子どもが増えるのでしょうか。
その背景には、心や体へのさまざまな負担が関係しています。

大型連休後の不登校の原因について、一緒に考えてみましょう!
学校生活や人間関係のストレスが表面化する

前回の記事でもお話しましたが、新年度が始まる 4 月は、新しいクラスや担任・友人関係など、
子どもにとって環境の変化が大きい時期です。
そのため、子ども自身も知らず知らずのうちにストレスを抱え込んでしまいます。
そして長期休暇に入り、張りつめていた気持ちが緩んだ結果、
休み明けに心身の疲れや不安が一気に表面化し、
「学校へ行きたくない」という気持ちにつながることがあります。
人間関係のトラブルが起きやすくなる
新年度から少し時間が経つと、クラス内の人間関係も徐々に固定化していきます。
その過程で、友人同士のすれ違いや孤立、いじめなどの問題が起きやすくなります。
特に連休明けは、「またあの環境に戻らなければならない」という不安が強まりやすく、
登校へのハードルが高くなる時期です。
実際に、いじめや友人関係の悩みをきっかけに不登校になるケースも少なくありません。
「5月病」は子どもにも起こり得る
大人の世界では、環境の変化による無気力や疲労感を「5月病」と呼ぶことがあります。
生活への適応によるストレスが原因で、やる気が出なくなったり、気分が落ち込んだりする状態です。

実はこの「5月病」のような状態は、子どもにも起こり得ます。
新学期に頑張りすぎた反動で、休み明けに心が疲れてしまい、
学校へ向かうエネルギーを失ってしまうのです。
子どもの場合、自分でも不調をうまく言葉にできず、
「お腹が痛い」「頭が痛い」といった身体症状として現れることもあります。
このような場合、特に病院では異常が見つからないケースがあるため、
心理的な負担を疑う必要があるでしょう。
生活リズムの乱れが登校を難しくする
大型連休中は、夜更かしや朝寝坊など、普段とは異なる生活になりがちです。
ゲームや動画視聴の時間が増えたり、起床時間が遅くなったりすることで、
体内時計が乱れてしまいます。
その結果、学校再開のタイミングで体がついていかず、早起きができなくなり、
朝の準備や登校が大きな負担になります。
生活リズムの乱れは、心身の不調や意欲低下にもつながるため、
不登校のきっかけになることがあります。
「朝は一定の時間に起きる」「夜はできるだけ決まった時間に布団に入る」など、
基本的なリズムを崩さない工夫が有効です。
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まとめ
連休明けに学校へ行けなくなる背景には、目に見えないストレスや不安・心身の疲れが隠れている場合があります。
そのため、「甘えている」「怠けている」と決めつけるのではなく、
まずは子どもの気持ちに耳を傾けることが大切です。
また、休み中もできるだけ規則正しい生活を意識し、学校再開に向けて少しずつ生活リズムを整えていくこと・休みだからといって起床・就寝時間を大きくずらさないことが重要です。
大型連休明けは、子どもたちにとって心身のバランスを崩しやすい時期です。
周囲の大人が小さな変化に気づき、安心して相談できる環境をつくることが、
不登校の予防や早期対応につながります。
